2027年 新設サステナブル社会協創学環(仮称)
ここから変える、
これから変わる。
Starts from Shinshu.
気候危機、分断、孤立。
私たちの社会はいま、つながりを失いかけている。
信州大学は、豊かな自然と共に歩みながら、
「環境」「地域」「人間」を結ぶ教育と研究を重ねてきた。
その知と実践を、未来へ——。
文理を越え、社会とともに創る、新たな学びの場。
サステナブル社会協創学環 が誕生します。
サステナブル社会協創学環とは? About
人類と自然の協創シナリオは、信州から始まる。
地球規模で環境・社会が揺らぐ時代に、信州大学は自然と共生する独自のフィールドを活かし、未来社会をデザインするための学環を創設しました。
サステナブル社会協創学環は、8学部の知を結集した本学のフラグシップとして、
自然(ネイチャー)・人(ウェルビーイング)・社会(ソーシャル) の3領域を横断して学ぶ新しい学環です。
豊かな自然環境を生かした実践的な学びを通じて、学生はサステナビリティとウェルビーイングを統合的に理解し、地域と世界の課題解決に挑む力を育て、自然・社会・人間の未来を“ともに創る”ための学びが、ここから始まります。
「学環」とは、学部相当の教育組織です。学部と同様に、学環としての入学者選抜を行い、4年間の修学を通じて学士号の取得が可能です。信州大学では、既存の8学部と連携し、それぞれの専門分野の科目を活かした履修が可能となっています。
学環の特長 feature
サステナブル社会協創学環は、自然・人・社会の関係を再構築し、持続可能な未来を実装するための学びのフィールドです。
自然環境の再生から社会の共創、そして人の幸福へ。3つのデザイン領域を通して、未来社会を構想・実践する力を育てます。
自然と人間社会の関係を「再生」する
視点から、気候変動対策、自然資本の活用、循環型社会のしくみを学ぶ領域。
グリーンインフラ、ネイチャーポジティブ、カーボンニュートラルなどを通して、自然とともに成り立つ未来の社会基盤を設計する力を養います。
地域・企業・行政・国際社会を横断し、
協創的で包摂的な社会の仕組みを描く領域。
政策、ガバナンス、地域経済、国際協創の
視点から、持続可能な社会システムを企画し、実装する力を身につけます。
個人と社会の“幸福・健康”を統合的に捉え、
心理・教育・健康科学などを横断して学ぶ領域。多様な人が心身ともに健やかに暮らせる仕組みや文化を構想し、人と社会の豊かさをデザインする力を育てます。
身につく力 Skills
知を動かし、未来をつくる4つの力。
未来をつくる力は、一つの専門だけでは生まれません。サステナブル社会協創学環では、
4年間の学びを通じて、「志向 → 思考 → 試行 → 至高」 という段階的なプロセスで、“知と行動をつなぐ力”を育てていきます。
4つのシコウ
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至高
(価値創造) -
試行(行動)
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思考(知識)
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志向(マインド)
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4年
価値が生まれる
学んだ知識と現場での経験を結びつけ、社会に新たな価値を提示します。卒業研究やプロジェクトで、自分だからこそ生み出せるアイデアや提案を形にしていきます。
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3年
行動が深まる
PBL(課題解決型学習)を通じて、地域や企業、行政などのリアルな現場へ。 仲間と協働しながら課題発見・企画・実践に挑み、経験を重ねます。
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2年
知識が広がる
分野の壁を越えて多様な知に触れ、環境・社会・人のつながりを多角的に理解します。俯瞰的に考える力が身につき、複雑な社会課題を捉える視点が磨かれます。
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1年
マインドが育つ
RBL(関係性型学習)を通して自分と社会の関係に目を向け、自分は何を大切にしたいのか、どんな未来を描きたいのかを探る時間。 他者と協働する姿勢や、環境・社会に対する視点を養います。
カリキュラム Curriculum
カリキュラム例
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サステナブル政策入門(1年次)
本授業は、環境・経済・社会を統合的に実現するサステナビリティの学術的な基盤知識、サステナブルな社会を実現するための政策(行政だけでなく、企業等の取り組みを含めた広義の政策)の方法論の習得を目指します。ゲスト講師による講義や現場訪問等を組み入れ、サステナビリティの現場の学びを通して、サステナビリティの概念や方法論を体得します。
主な学び
- 課題発見と価値創造プロセス
- リサーチ・フィールドワーク
- 社会実装に向けた企画・試作
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エコシステムデザイン(2年次)
本授業では、地域内経済循環や環境共生圏の考え方を基礎に、地域社会の中で持続可能な「エコシステム」をデザインします。単一の課題にとどまらず、農業・エネルギー・観光・福祉・教育など、複数の要素が連動する仕組みを捉え、地域全体の再生像を描きます。学生はフィールド調査や地域関係者との対話を通して、既存資源を再編集し、新たな循環モデルを提案します。個別の解決ではなく、複数のシステムが重なり支え合う「共生的地域デザイン」を実践的に探究するプロジェクト型授業です。
主な学び
- 課題解決型プロジェクトの実践
- 調査・分析と仮説検証
- 成果提案と地域への還元
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グローバル協創実践(3年次)
多文化環境で“協創”の方法論を体得するプロジェクト科目です。多様な文化背景の人々と協働し、国際的な視点で価値を生み出します。異文化コミュニケーションや協創デザインの理論を土台に、国内外の大学・地域・企業と連携したプロジェクトに挑戦します。
主な学び
- 異文化コミュニケーションの実践
- 国際的な協働プロジェクト
- 多様な価値観を統合する協創スキル
キャリアイメージ Career Image
未来をデザインするリーダーへ
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企業のサステナビリティ推進部門に
所属する企画・戦略人材主な業務内容
- 国際基準・法制度の動向を踏まえた企業のサステナビリティ戦略の立案
- 脱炭素や循環型経営に関する企画の設計
- 地域・行政・顧客との協働による社会価値創出プロジェクトの推進
業務具体例
脱炭素政策や補助金制度を踏まえ、工場敷地の太陽光発電導入計画を設計。空地調査、住民説明会の構成、行政との調整、コスト・効果分析を担当し、企業と地域双方の利益を両立する仕組みとしてまとめ上げます。環境・制度・経済を行き来しながら、複雑な利害を調整してプロジェクトを実装へと進めていく姿が特徴的な働き方です。
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国際NGOのプロジェクト
コーディネーター主な業務内容
- 地域の暮らしに関する課題調査(教育・衛生・環境など)
- 改善に向けたプロジェクトの企画・運営
- 住民・行政・NGO・企業との協働体制の構築
- 実施状況の管理と効果検証
業務具体例
水汲みに多くの時間を取られ、教育や家事に支障が出ている地域で、住民への聞き取り調査を実施します。地形や生活導線をもとに井戸の位置を選定し、
地域で管理を担う運営委員会を立ち上げ、衛生教育プログラムをあわせて企画します。限られた資源や文化的背景を踏まえながら、住民・行政・NGOが協働して取り組める形へと調整を重ね、地域に根づく仕組みとして実行に繋げていきます。 -
自然資本を活かしたまちづくりに携わる環境プランナー
主な業務内容
- 自然資本・生態系の調査と分析
- 気候リスクに基づく地域計画・防災計画の立案
- グリーンインフラの企画・設計
- 行政・企業・NPOと連携した環境政策・社会実験の推進
業務具体例
洪水リスクのデータ分析から、浸水を抑える植栽配置や水の流れを整える公園計画を提案。自然を生かした防災まちづくり計画を、住民の意見を取り入れながら調整し、行政・建設企業・NPOと連携してモデル地区での社会実験を実施します。自然環境の特性を踏まえつつ、制度や地域経済との整合性をもって計画を成立させていく仕事です。
主な就職先のイメージ
人類と自然の協創シナリオは、
信州から始まる。
ここで踏み出す小さな一歩が、
未来の100年を動かしていく。
信州から始まる、次の100年。
自然と人、社会と未来を、ともに創る。
サステナブル社会協創学環 Starts from Shinshu.
※設置構想中。
設置計画は予定であり、内容に変更が生じる場合があります。